piabuの不可思議blog~内なる光、世界に届け

ものすごく真面目に、本格的に、この世の真実を自分の不可思議体験をもとに探求しています。クラシック音楽の作曲は天使との共同作業です。

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秋はあまり好きではなかった
生命力溢れる春や夏が好きで、冬も雪が降るので好きだった
秋は多くの生命が死に絶えるので、とても悲しかった
秋が好きになったのは、つい最近のことかもしれない
植物たちは自分の役割を終え、次世代に希望を託し土へと還って行く
その健気さに涙する
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光と影が、これほど美しい季節があるのだろうか?
最近、そう思うようになった 
この地球という星は、なんと素晴らしいのだろうか?
宇宙人がこの星に来て、まず最初にこれらの景色を見たら、どう思うのだろう?
PICT2960
ど田舎の畦道といった感じだが、ここは立派な東京
エセアーティストが多く蔓延るこの世の中、この公園を設計した人、管理している人たちは、きっと素晴らしい芸術家に違いない
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黄金色のススキの穂が風にたなびく
雲と対を成すように
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風はとても冷たく、強く吹いている
池の波もとても荒く、陸に避難している水鳥たちも見かける
しかし、何故だろう?
そういう日こそ、とても美しい写真が撮れるのは?
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過酷な場所ほど美しい
考えてみると、人生もまた同じ
人は涙を流した分だけ、美しくなってゆく
そして、やさしくなってゆく
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寝転ばないと、見えてこない景色がある
ほら、こんなに枯れ葉が落ちて、地面を赤茶色に染めている
光の輝き方も、まるで違って見える
mizumisaaki05
人は気の持ちようで、未来だけではなく、過去をも変えられるという
この世は波動(エネルギー)で出来ている
大事なのは、この一瞬
この一瞬の波動の動きで、自分の好きなパラレルワールドへゆくことができる
世界は狭くない
狭くしているのは、自分自身に他ならない
ミクロからマクロまで、星の数ほどのありとあらゆるヒストリーが展開されている
mizumisaaki01
僕らはマザーアースを助けるために、自ら望んでこの地球に生まれてきた
僕らの肉体は神殿であり、その魂は神の火の粉だ
創造主はひとりなのではなく、僕らすべての人間が創造主なのだ
その誇りを思い出そう
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ここの所バタバタとしていて、なかなかブログ更新が出来ないでいました。
ちょっとある事情で、3日間ほどかなりネガティブな感情に支配されていました。
そのネガティブな感情はもう治まりましたが、この3日の間にとんでもない悪霊が取り憑いてしまいました。
この社会は唯物論者で溢れていますが、真実は人間は目に見えないものの影響を受けて生きています。
特に波動は重要で、高い波動を出していれば悪霊はその人間の姿を見ることが出来ないので取り憑かれることはないのですが、波動が落ちた途端、幽界の波動と共鳴して悪霊にその姿を見られてしまうので取り憑かれてしまう訳です。

唯物論者は挫折というものを知らない人が多く、低い波動を出すという経験が少ないかもしれません。
低い波動を出さなければ幽界と共鳴することはないので、その人が幽界の存在を確認するのは困難です。
しかしもっと困るのが、一番低くて粗い怒りの波動を出している人は、悪霊に取り憑かれていても気づかないでいる場合もあって、これが一番危険です。
実はこの世の中は、そういう人たちで溢れかえっている。
そういう人たちが死ぬとまたその人が悪霊になっていくので、そうすると世の中悪霊だらけになるので、とにかく波動を低くしてしまったら、命が幾つあっても足りません。
一週間ぐらいかけて、徐々に波動を上げていくしかありません。

僕に取り憑いてきたのがどれほどの悪霊なのかを詳しく書くのはここでは避けておきますが、ガヤトリーマントラを唱え続け、瞑想もいつもの倍以上の時間を割いてやってもまだ取れません。
まあ、良い修行のお相手が出来たと、今では悪霊に感謝しています。

悪霊は色々な悪さをしてきますが、例えばマントラで「神をたたえます。」と唱えようとすると「たたえません。」と間違って言わそうと誘導してきたりもします。
それだけで、サハスラーラ(頭のてっぺん)から放出される神の光のエネルギーが急激に弱まっていきます。
しかし僕は全神経を集中させて神をたたえ、再びサハスラーラに光のエネルギーを集中させます。
そうやってイタチごっこを繰り返している訳ですが、それが却って自分に霊的進化をもたらしているのを感じたりします。

今の僕は瞑想力が格段に高まり、マントラもいつもより心を込めて唱えられるようになっています。
マントラの願いの中心にあるものは、世界平和です。
2016年秋というこの時期は、世界情勢的に見ても、非常に重要なターニングポイントであるように思います。
この時期にこのような瞑想が出来るようになるというのは、これはひょっとしたら偶然ではないような気もしてきます。
aki02
以前、僕の独自の瞑想法を記事にしたことがありますが、その方法は徐々に変わっていきます。
初めた頃は、サティア・サイババの光明瞑想を忠実に守っていました。
ロウソクに火を灯し、その火を見つめながら瞑想していました。
しかし最近は火を使わずに、夜は電気もつけないで、それこそ暗闇の中で瞑想したりしています。
その方が、僕は集中できます。
同じ方法を毎日ただ繰り返していても、マンネリ化してしまい瞑想力が落ちてくるだけなので、色んな方法を試してみるのもひとつの手だと思っています。

ここはこうでなければ駄目、ああでなければ駄目というように、まるで堅い岩石のように枠の中にはめ込んで生徒に指導している人を見かけますが、それはよくありません。
マニュアルは飽くまでマニュアルであって、大事なのは応用です。
知識があっても、それを生かさなければ意味がありません。

今までずっと男性社会だったので、男性が得意とする理屈が中心の社会でした。
これからは女性社会に変わっていきます。
勘違いしないで頂きたいのが、何も女性がリーダーになるということではありません。
性別はまったく関係なく、例えば男性の中の女性性が大きくなるといったことです。
つまり男性的な理屈社会は終わり、女性的な柔軟な社会に変わるということです。
まったく同じ顔をした人がいないように、まったく同じ性格の人がいないように、人それぞれに指導方法も変えていかなければなりません。
逆に岩石のように堅い指導は、悪を呼び込みます。
どんな指導者にもこれで完全ということはなく、常にマニュアルには書かれていない新しい発見が問われてきているのです。
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さて、僕の最近の瞑想方法ですが、北向きに座禅を組んで(本来は方角にこだわりませんが)、両手は掌を上に向けて膝の上に置いて(あるいは禅のように手を下腹に引きよせるように置いて)、背筋を伸ばし目を瞑ります。
禅では、まず十牛図でいう所の「牛を探す(尋牛)」ことから始めますが(「牛」とは己の心の中にあって心定まらぬもの)、僕は逆に雑念を取り払うことから始めます。
その日あったこと、その日感じたこと、劣等感、罪悪感など、色んな思いが頭の中を駆け巡っていきます。
上も下もなく、優も劣もなく、善も悪も明も暗もない、すべてに均等が保たれていて調和された世界をイメージしながら、そうした感情を中和させていき、徐々に頭の中を空っぽにしていきます。

無の境地に達することが出来たら、まず第1チャクラから順に意識していきます。
第1チャクラ(ムーラーダーラ)の色は赤で、僕はこの赤は地球のマントル、燃える真っ赤な溶岩をイメージしています。
怒り、この地球上に存在するありとあらゆる不条理に対する強い怒りの感情を、自分の中に起こします。
そしてこの感情が、すべてのチャクラの基盤となります。

おヘソから4〜5cmくらい下にある第2チャクラ(スワーディシュターナー)の色は橙(オレンジ)で、悲しみの感情を自分の中に起こします。
ムーラーダーラの怒りが悲しみに変わり、本当に悲しくて悲しくて涙が出てきます。
(ここは丹田と一緒で、特に重要なチャクラですが、女性には丹田がないといわれています。ですので、女性と男性とではちょっとやり方も変わってくるのかもしれません。)

おヘソから2〜3cmくらい上の第3チャクラ(マニプーラ)の色は黄色で、不安、心配といった感情を起こします。
これから世の中がどうなるのか?自分はどうなるのか?不安で不安でたまらなくなります。

胸の辺りの第4チャクラ(アナーハタ)の色は緑で、喜びの感情を起こします。
このチャクラの色のような緑溢れる広い草原で、僕は少年に還り、少女と楽しく駆け回っている姿をイメージしたりします。
鳥のさえずりやせせらぎの音が聞こえてきて、近くでは蝶が飛び交い、本当に楽しくなってきて、ちょっと変かもしれませんが、ひとりで瞑想しながら笑っています。

首の辺りの第5チャクラ(ヴィシュダ)の色は青で、天命を司るチャクラです。
僕はアナーハタの少年が成長して白い騎士になり、その騎士が両膝をついて天に祈りを捧げ、そして神の声を聞いている姿をイメージしています。
何をイメージしても構わないと思いますが、ストーリー性があった方が瞑想力がアップするような気がするのです。

額の第3の目の辺りの第6チャクラ(アージェナー)の色は紫で、瞑想のチャクラです。
サハスラーラにもっとも近いチャクラで、僕は神界のチャクラの一部だと思っています。
最近はまったくありませんが、以前に、空を見ていたら突然空一面が紫(ピンク)になったことが何度もありました。
それは神社にお参りした後や、太陽を拝んだ後や、UFOを目撃した後によく起こりました。
(こんな体験をしている人は僕だけなのか?他にも誰か似たような体験をしている人がいるのか?それを知りたくて色々とネットで検索したりしてますが、似たような体験をしている人はまったく見当たりません。もし似たような体験をしている方がいらしたら、ご一報下さると幸いです。)
僕はあれは観音様(マリア様)が降臨してきていたのではないかと思っているのですが、観音様は千里眼です。
アージェナーの第3の目を千里眼と捉えることも出来るかと思います。
そして、チャクラの色の紫と僕が見た空の紫(ピンク)とも繋がってきます。
色んな意味で、あの体験がこのチャクラと繋がってきます。
ここはクリエーター(創造主)と人間界の架け橋を司るチャクラといえるのかもしれせん。
また、アージェナーは瞑想のチャクラで、瞑想は想像力が大事ですから、「自己、スピリットが幻想を想像する。人の妄想とは、現実は幻想ではないというものである。幻想を創造し、それらは現実より本物であるとする者がスピリットの道に従い、天の道を見つける」という老子の言葉にも繋がってきます。
僕はこのチャクラに意識を集中させる時、あの紫の空を思い浮かべます。

頭のてっぺんにある第7チャクラ(サハスラーラ)の色は本により区々で、紫になっていたり、白や黄金、または虹色になっていたりもするので、いったいどれが本当の色なのか迷っていました。
僕はずっと光り輝く黄金色を想像してきましたが、今では単純に純粋な白い光をイメージした方がいいような気がしています。
そしてその光は、やがてキリスト像や仏像などの光輪のようになり、それは地球全体を包み込み、そして地球と全人類の愛と平和を祈ります。

それから、上↑の絵に描かれているように、銀河の中心セントラルサンから黄金色のフォトンが降り注いでくるイメージをします。
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チャクラの数は以上の7つだけと思われがちですが、実は体の中には12のチャクラ、そして身体の外も含めると全部で352のチャクラがあるそうです。
中でも、足の下15cm位の所にあるアース・スター・チャクラは重要です。
この身体は地球から借りているのであって、いずれ魂が肉体から去る時が来ると、この身体を地球にお返しすることになります。
その時が来るまで、地球に身体を借りていることに感謝し、祈りを捧げることが大切です。
祈りとは、何かを望んだり願ったりすることではなく、感謝をするということなのです。
アース・スター・チャクラは、そうした魂の働きをマザー・アースに伝える場所です。

それを意識しながら、また7つのチャクラとアース・スター・チャクラが一直線で繋がっているのを意識しながら、またサハスラーラから光輪が出ているのを意識しながら、ガヤトリーマントラを思いを込めて唱えます。
マントラを唱え終えると、身体の中や周りの空気に、なにやら神聖なものを感じてきます。
そして改めてマザー・アースに感謝を伝え、全生命にエネルギーと暖かさを与えて下さる太陽に感謝を捧げ、精神を司る月に感謝を捧げ、高次元フォトンを供給して下さる銀河の中心のセントラルサンに感謝を捧げ、この宇宙を想像した創造主「大いなる全て(サムシング・グレート)」に感謝を捧げ、世界の平和を祈ります。
その時、すべて平等で対等で分け隔てなく、すべてに均等が保たれていて調和された完成された世界を再びイメージします。
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これを全部し終えるまでに、大体30分かそれ以上掛かります。
外目からはただ座禅を組んで何もしていないように見えますが、実際は頭の中は相当の量の血液が目紛しく駆け回っているのです。
これを朝晩2回、毎日続けます。
ここ何日は悪霊に取り憑かれてしまっていたので、この倍ぐらいやっていたかもしれませんが・・・。

ところで、これらの写真↑はすべて水元公園とみさと公園で撮りました。
紅葉は、今頃がちょうど見頃かもしれません。
考えてみると、この紅葉の色の変化はチャクラの色に似ているような気がします。
緑はアナーハタ、葉緑素の色がなくなって黄色になり(マニプーラ)、赤茶色になって(スワーディシュターナー)、真っ赤になって(ムーラーダーラ)、そして土へと還っていく(アース・スター・チャクラ)。
ヴィシュダの青やアージェナーの紫は何だろうと思うんですが、花や種の色かもしれません。
そしてサハスラーラの白(黄金色)は、すべての生命の源、つまり「大いなる全て(サムシング・グレート)」の色ということになるのかもしれません。

こうして自然と触れ合うことが、一番の波動上昇に繋がるのがよくわかります。
そして太陽の光を額に当てると、第3の目(アージェナー)から太陽の波動が体中に浸透していきます。
この波動こそが、すべての病いを治す唯一の治療薬です。
波動がすべてです。
波動がすべてを司っています。
良きにつけ悪しきにつけ。
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音楽が人の心を狂わすこともあるかもしれない。
ヒトラーはワーグナーの音楽を使いアーリア人至上主義を唱え、隣国を次々と占領していった。
音楽を悪用した典型例だ。
テレビから流れてくるCMソングを何度も聴いて、洗脳されてしまうこともある。
その音楽を思い出す度に、その商品を買いたいという衝動を引き起こさせるのだ。

あまりに悲しすぎる音楽を聴くのも良くないという人がいる。
しかし、これに関しては僕はちょっと違うのではないかと思っている。
悲しい音楽を聴いて、落ち込んで何も手につかなくなるなんてことがあるだろうか?
そもそも音楽は、心の波長のようなもの。
楽しい時には楽しい音楽を聴きたいように、悲しい時には悲しい音楽を聴きたくなるもの。
しかし、悲しみを助長させるなんてことは決してないと思う。

「おすぎとピーコ」のピーコさんが左目のガンの手術をして、抗がん剤で髪が抜け落ちて死にたいと思った時、死ぬほど悲しい音楽を聴いたらいいんじゃないかと思い、あのビリー・ホリデイの「I Am A Fool To Want You」をずっと聴いていたのだそうだ。
死ぬほど辛い経験をしているからこそ、分かることがある。
「その気持ち、私にはわかる。」というような。
それは同情心であると同時に、癒しにもなる。
悲しみというものを知らない人には、きっとこの曲の良さは分からない。

塵も積もれば山となるとは、よく言ったものだ。
一度どん底を味わってしまえば、その体験が塵となって積もり、もう二度と同じようなどん底を味わわなくなる。
塵がどんどん積もって、やがて神界にまで達した時、人はやっと悟ることが出来る。
まったく塵の積もっていない人に、塵が神界にまで達している人の感覚など理解できる筈もない。

神界とはどういう所なのか?地獄界とはどういう所なのか?
僕は神界とは上も下もなく、優も劣もなく、明も暗もない、すべてに均等が保たれていて調和された世界だと思っている。
逆に地獄界とは分離された世界、強い者が勝ち、弱い者が負ける、つまりこの世のことだ。
つまり我々人間は、神界にまで達するための修行を、この世で行っているということになるのだ。
輪廻転生を繰り返し、業を重ねて、人は新しい感覚をマスターしていく。
それこそが、霊的進化だ。
そして、良い音楽を聴くことや良い本を読むということは、この進化にとってとても有効的なことなのだ。
人は体験をしなくとも、歌手や作曲者や物語の主人公の気持ちになり、同情することが出来る。



しかし、なんと美しい演奏なのだろう。
このキース・ジャレットの「祈り(生と死の幻想より)」という曲を聴いてると、ジャズという枠を超え、この地球上にある常識という常識もすべて消え去って、広大な宇宙と一体化してしまったようだ。

キースはこのアルバムで、ピアノ、ソプラノサックス、フルート、パーカッションという4役をこなしているというのだから、何というマルチだろう。
しかしもっと驚くべきことは、彼はすべてが即興演奏だったということ。
自分を巫女(シャーマン)的な媒体として、神の声としての音楽を聴き、それを己の五体を通してピアノを弾くのだそうだ。
そしてやがては霊媒や巫女的なレベルを越えて、自己の魂の叫びとしての音楽を芸術として昇華していく。
キース・ジャレット・創造の秘密という素晴らしい記事を見つけました。ちょっと長い記事ですが、是非最後まで読んで頂きたいです。しばらくその記事に書かれていたことを続けます。)

彼の演奏を聴いていて、どこか禅の世界に通じるようなものを感じていたが、それはあながち間違えではなかった。
「チャンヂィレス(Changeless)」(ECM 1989)というアルバムジャケットには、禅の「円相」で有名な「○」の字が、薄いわさび色の地にポツンと描かれている。
この字は南画で有名な直原玉青(じきはらぎょくせい)の筆とのこと。
そしてこのアルバムは、禅の悟りの境地であるこの「円相」を全体のコンセプトにしているというのだ。

禅の心を伝える図として「十牛図」というものがある。
中国北宋の時代に考えられた、禅の教えを易しく説いている10枚の図のことだ。
1牛を探す(尋牛)→2足跡をみつける(見跡)→3牛を見つける(見牛)→4牛を掴まえる(得牛)→5牛を飼い慣ら す(牧牛)→6牛に乗ってわが家へ帰る(騎牛帰家)→7牛を忘れてわが家に居る(忘牛存人)→8○(人牛倶忘)→9人も牛もいない心に春の花が咲き乱れる (返本還源)→10街で楽しく遊ぶ(入てん垂手)

キースの即興演奏の流れが、この「十牛図」と良く似ているそうだ。
「主題(メロディあるいはモチーフ)の探索→主題の発見→主題の展開→発展→絶頂→昇華→崩壊と混沌→新たな 主題の発見・・・。」というように。
「牛」とは己の心の中にあって心定まらぬものであり、それを見つけ、それを自分の力で飼い慣らし、己の心という牧場に放った時、牛は消えて自己と一体となり、心はまっさらの「○」となる。
「○」は悟った者の心の有り様を指し、これが 「悟り」だというのだ。

また彼は20才の頃から、ギリシャ正教の宗教家G・I・グルジェフ(1877頃〜1949)に傾倒 している。
グルジェフの思想は、「通常、人間本来の意識というものは、眠っている状態に置かれている。習慣に縛られ、その状態を覚醒と思い込んでいる。人間の本質にある意識に目覚めるためには、何事にも激しい願望を持って、意識的(自発的)に行うことが必要である。そのことによって、人間は真の自我、真の自己に覚醒することが叶う」というものだ。
若いキースはグルジェフ体験を通して、自己の内面にある「本来の自分」というものを強く意識するようになった。
キースの音楽のその深い精神性は、おそらくこのグルジェフの思想体験から来ているのかもしれい。

「人間本来の意識」とはなにか?
CG・ユング(1875〜1961)は心の構造を研究し、人間の心には決して意識化され得ない意識領域があることを発見した。
それは潜在意識の奥にある、集合的無意識という言葉で表される。
顕在意識は氷山の一角であり、人間はその下に集合的無意識という巨大な意識の固まりが眠っていることを忘れてしまっている。
キースの即興演奏は、この集合的無意識からのインスピレーションが働いているのではないか?
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「こう見えて、僕も子供の頃は神童といわれたこともあってさあ。」
「へえ〜。」
「いや、ピアノの先生に僕の即興演奏を弾いて聴かせてみたら、天才だ神童だともてはやしてね。」
「それは凄いじゃない。」
「いや、戯れ言だと思って聞いてよ。子供を褒めたら駄目だね。それ以降、僕の人生、まったく駄目だったんだから。」
「褒め方にもよるんじゃない。」
「別のピアノの先生についたら、一からクラシック音楽の基礎を教えないと駄目だと言われてバイエルから始めたんだけど、つまんなくてね。いやんなっちゃってやめたこともあったんだけど、やっぱり僕には音楽しかないと思い至り、また勉強し直して一流の音大までいったんだけれど、あの頃を思い返してみると、僕には何もなかったんだよなぁ。」
「何もなかった?」
「何もないのに成功してしまう人もいて、それはそれで悲劇かもしれないけど、キースのような哲学を僕はちゃんと持っていなかったんだ。なにをどう生きるべきなのか、まったく分からなかった。ココロん中は何もなかった。ただ生きているだけだった。生きながら死んでいた。それこそキースの言う『どう猛さ』など微塵もなかった。だけど瞑想するようになって、『意識を自己の内に集中させて照らす』ようになって、なんだか最近、道が開けてきたような気がしていてね。本来の自己へ辿り着く方法が分かってきたような気がしてるんだ。」
「老子のタオですか。」
「タオ、つまり道の根本とは、ものごとが生じるその始めを知ることであると老子は説いた。子供の頃の即興が僕の原点だったかもしれない。もっと深く探っていけば、それは前世に通じてくるかもしれない。また即興演奏をしたいと思ってる。もちろん、下手すぎて人には聴かせられないと思うけど。けどね、僕はココロん中でキース・ジャレットという旗を掲げ始めてる。大学出た後も時々即興をやってみたりしていたけど、教わってきた基礎をなかなか壊すことが出来なかった。でもキースの演奏を聴いていたらまたやってみたくなった。壊すのではなく、それは本来の自分を思い出すということなのかもしれない。それにはキースの言うように、創造の神から届けられたものを、なし得る限り、俗塵の介入を防ぎ、純粋度を保たねばならないのだと思う。ねえ、ところでマスター、何か食べるものある。」
「ミネストローネとかはいかが?」
「喫茶店なのに、そんなのあるの?」
「ここは今は喫茶店だけど、夜は内装を変えてレストランにしていて、まっその時には家の女房が僕に変わってこの店のシェフになるんだけど、昼間は閑散としてるけど、夜の方は結構人気があって。」
「へえ〜いいねぇ。そうなんだ。するとミネストローネは奥さんの仕込みってこと?ベジタリアンには助かるし、じゃあ、ミネストローネお願いするわ。」
「かしこまりました。」

2003年に発売されたキースの「アップ・フォー・ イット」(副題は「The Triumph Desire」で「願うことの勝利」という意味)のライナー・ノーツには、こんなことが書いてあるそうだ。
「これを2003年2月に書いている。(中略)僕たちの国は、イラクとの戦争に突き進んでいる。今や世界は目立って詩的感性が欠如しているかに見える。その結果、世界はこれ以上喜びや超越性というものが育ち辛い世となってしまった。(中略)若者は内面を見詰めるという自身の仕事を忘れ、金と名声だけがすべての動機となってしまった。この世界に対する誠実さとはいったい何か?その意味とは?何故、音を紡ぎ出すのか?創りあげたものの違いとは何か。」
非常に興味深いと共に、心が震えるほどの共感を持って僕はこれを読んだ。
キースの演奏は集合的無意識の具現化であると同時に、極めて高次元的な願いなのだろう。
世界はこれからどこへ向かうのか?
それは、我々の潜在意識の奥にある集合的無意識に掛かっているのかもしれないが、キースの創りあげたものは、世界を良い方向に向かわせていると信じたい。




これはデューク・エリントンの弾く、蓮の花(ロータス・ブロッサム)という曲。
ビリー・ストレイホーンの代表作だ。
亡きビリーを偲ぶ演奏会も終わり、ミュージシャンがガヤガヤしゃべりながら帰り支度をしていた時、エリントンはまだピアノのそばにいたのだそうだ。
「何かはじめるに違いない」と技師はテープをまわし続けていると、雑談と雑音の中でデュークは静かにこの曲を弾きだしたそうだ。
だんだんと力がこもるにつれ、うるさかったスタジオも静まりかえっていった。
後になって、デュークは言ったそうだ。
「この曲を弾くと、いつもビリーはとても喜んだ。」
 
これは、その時の実際の演奏。
後半にジョニー・ホッジズのアルトが加わってくる。
デューク・エリントンの片腕として約30年間もアレンジャー、そして楽団を支えてきたビリーの死は、デュークにとってどれほどの悲しみであったことか?

実にシンプルなメロディ、実にシンプルな構成、それなのに何故こんなにも心を激しく揺さぶられるのか?
ビリーの人間性、そしてデュークの思いが、これほどにまで凝縮されたような美しい演奏が、他にあるのだろうか?
キース・ジャレットの即興のような神性を感じる。
ひょっとしたら、ビリーの魂が降りてきていたのかもしれない。
塵も積もって山となり、やがて神界にまで達すれば、まさしく俗塵の介入を許さない高純度な美がそこに顕われる。
それが「悟り」であり、それはまた「愛」ともいえるのかもしれない。
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キース・ジャレットの「祈り(Prayer)」を収録したアムバムCD『生と死の幻想』はこちら↓
Death And The Flower
https://www.amazon.co.jp/生と死の幻想-キース・ジャレット/dp/B00008KKTQ


デューク・エリントンの「蓮の花(ロータス・ブロッサム)」のMP3ダウンロードはこちら↓
Tribute To Duke Ellinton
https://www.amazon.co.jp/ロータス・ブロッサム/dp/B00P2EAGEE/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1478808995&sr=8-1&keywords=デューク・エリントン%E3%80%80ロータス・ブロッサム


(写真はみさと公園で撮りました。尚、この物語はフィクションです。)


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長い緩やかな坂の途中に、洒落た喫茶店がある。
昼間でも閑散とした通りなので、滅多にお客など来ない。
僕は最近、この喫茶店に来るようになった。
ここのマスターが素敵なジャズを聴かせてくれるのだ。

通りがよく見える、大きな窓の近くの席がお気に入りで、僕はそこでマスター自慢のコーヒーが飲めないものだから、ハーブティーかメロンソーダを注文する。(カフェインを取らないようにしているため)
心の中で、マスター悪いねと囁きながら。

坂を登ってきたせいでちょっと汗ばんでしまって、この日は季節外れだけれどメロンソーダを頼むことにした。
テーブルに置かれたメロンソーダに顔を近づけて、外の通りを透かしてみる。
「ソーダー水の中を、貨物船がとおる。小さなアワも恋のように消えていった・・・」
何だか不思議とユーミンの「海を見ていた午後」とリンクしてるじゃないか!?
残念ながら、海は見えないけれど・・・。

スローな哀愁漂うジャズが聴こえてきた。
この喫茶店の雰囲気によく合っている。
しかしマスター今この曲を流すのは、ちょっと悲し過ぎやしないか?


【 Chet Baker / I Am A Fool To Want You 】

I'm a fool to want you
I'm a fool to want you
To want a love that can't be true
A love that's there for others too

I'm a fool to hold you
Such a fool to hold you
To seek a kiss not mine alone
To share a kiss that Devil has known

Time and time again I said I'd leave you
Time and time again I went away
But then would come the time when I would need you
And once again these words I had to say

I'm a fool to want you
Pity me, I need you
I know it's wrong, it must be wrong
But right or wrong I can't get along
Without you


君を求めることが どれほど愚かなことか
それは僕自身が 一番よく知ってる
真実ではない愛を 求めてる
誰にでも注がれている その愛を

君を抱くことが どれほど馬鹿なことなのか
こんな馬鹿な僕を 君は抱きしめる
僕だけのものじゃないキスを 求めるなんて
キスを分け合うだなんて それは悪魔の知ること

何度も何度も 僕は君のもとを去ると言った
何度も何度も 僕は去った
だけどまた 僕が君を必要とする時がやって来て
そして こんな言葉を口にしてしまう

君を求めてしまう 愚かな僕を
どうか哀れんで欲しい 僕には君が必要なんだ
それが間違いであることぐらい分かってるし きっと間違ってるのだろう
だけど正しいとか 間違ってるとか そんなことよりも
僕は上手くやっていけないのだから
君なしでは
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「I Am A Fool To Want You」は、ビリー・ホリデイが晩年に歌った曲。
酒と麻薬にまみれ、身体がボロボロの状態になりながらも、命の限りを尽くして歌った曲。
チェット・ベイカー、そしてフランク・シナトラもこの曲を美しく歌いあげてるけれど、声を潰してしまっても尚、歌おうとするその姿に敵うものなどいなかったのかもしれない。
しかしそれにしてもチェット・ベイカーとは、マスターいい所を突いてくる。
今はどちらかというと、トランペットという気分だったんだ。





これはビル・エヴァンスの名曲「We Will Meet Again」のカバーだね。
マスターに聴いたら、Dena DeRose (ディナ・ディローズ)という人の弾き語りらしい。
なんでも32歳の遅咲きとのこと。
一時は右手関節炎と手根菅症候群を煩って活動は不可能だったらしいけれど、手は回復して、その辛い経験が高じてなのか、本来のピアニストだけではなくヴォーカリストとしての才能も開花したのだそうだ。
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こういう話を聞いていると、なんだか凄過ぎちゃって・・・。
世の中上手くいかないことばかりなのに、努力で苦境を打開してしまう人もいるんだね。
失恋して、酒と麻薬に溺れてしまう人もいるのにね。
もっとも、恋が一番重い病いだともいうけれどね。


 
 

これは今風の曲だね。
バックの演奏とかが、なんだかとても心地いいね。
Triosence feat. Sara Gazarek(トリオセンス・ミーツ・サラ・ガザレク)の「Like the Wind」という曲らしい。
ドイツのヨーロピアン・ジャズの若手トリオが、アメリカの女性ジャズ・シンガーSara Gazarek(サラ・ガザレク)と組んで、なんとも新鮮な音を作り出している。
尚、バンド名はトリオとエッセンスとを併せた造語とのこと。


時代はどんどん変わっていくね。
変わらないものも、あるけどね。
これから、どうなっていくんだろうね。
わからないね、神のみぞ知るだね。
音楽もどんどん変わっていくしね。
昔の音楽の方が良かったのかな?
たぶん・・・それは年のせいかな?サラ・ガザレクだっけ、今の曲なんか良いんじゃない。
でも、昔はムードとかセンスがちょっと違ってた。
60年代って独特だよね、70年代となるとまた違ってくる。
音に対する飢えが、今とはまったく違ってた。
今は便利になりすぎちゃって、映像もそうだけど、どんな音でも作れちゃうから、その分、音に対する敏感さがなくなってきてしまったのかもね。
便利になりすぎるのも、考えものだよね。
なんだかアナログが恋しくなってきた。
tori06


Chet Baker「I Am A Fool To Want You」のMP3ダウンロードはこちら↓
I am a fool to want you
https://www.amazon.co.jp/I-am-fool-want-you/dp/B0042E841W/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1478327987&sr=8-2&keywords=Chet+Baker+I+Am+A+Fool+To+Want+You


Dena DeRose「We Will Meet Again (Live)」のMP3ダウンロードはこちら↓
We Will Meet Again
https://www.amazon.co.jp/We-Will-Meet-Again-Live/dp/B01D22YD9Q/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1478327358&sr=8-1&keywords=Dena+DeRose+We+Will+Meet+Again


Triosence ft. Sara Gazarekの「Like the Wind」を収録したCD『Where time stands still』はこちら↓
Where time stands still
https://www.amazon.co.jp/ホエア・タイム・スタンズ・スティル-トリオセンス・ミーツ・サラ・ガザレク/dp/B003SUP1B2


(写真はみさと公園で撮りました。尚、この物語はフィクションです。)


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「I'm not in love(僕は恋してなんかいない)」
君なしでは生きられないくらい本当は大好きなのに、イイ大人がまるで思春期の少年みたいに強がってみせるこの歌詞の意地らしさ。
そして、電子音をこんなにも美しく使いこなしている楽曲は他にあるのだろうかと思ってしまう程の音楽。

「秋に聴きたい時代を感じさせる洋楽たち」と題して記事にしていますが、今日は僕にとって特に思い入れの深い大好きな曲です。
この季節に自然を眺めながらサイクリングをしていると、いつの間にか頭の中で勝手にこの曲が流れてきたりします。
僕にとって、無意識的に最高の癒しの曲になっているのかもしれません。


 
【 10cc / I'm Not In Love 】
Lyrics&Composition ; Eric Stewart&Graham Gouldman

I'm not in love
So don't forget it
It's just a silly phase I'm going through

And just because I call you up
Don't get me wrong
Don't think you've got it made
I'm not in love, no-no
It's because...

I'd like to see you
But then again
That doesn't mean you mean that much to me

So if I call you
Don't make a fuss
Don't tell your friends about the two of us
I'm not in love, no-no
It's because...

(Be quiet big boys don't cry)
(Big boys don't cry)
(Big boys don't cry)
(Big boys don't cry)
(Big boys don't cry)
(Big boys don't cry)
(Big boys don't cry)

I keep your picture
Upon the wall
It hides a nasty stain that's lying there

So don't you ask me
To give it back
I know you know it doesn't mean that much to me
I'm not in love, no-no
It's because...

Ooh, you'll wait a long time for me
Ooh, you'll wait a long time
Ooh, you'll wait a long time for me
Ooh, you'll wait a long time

I'm not in love
So don't forget
It's just a silly phase I'm going through

And just because I call you up
Don't get me wrong
Don't think you've got it made, ooh
I'm not in love
I'm not in love


【 10cc(テンシーシー)「アイム・ノット・イン・ラヴ」 1975年】

僕は恋してなんかいない
そのことを忘れないで
それは僕も成長過程で経験した ただの愚かな段階にすぎないさ

だから つまり その 君に電話をしているけど
誤解しないでほしい
ヤッター!なんて 思わないでほしい
僕は恋してなんかいないんだから ノーノー
なぜって・・・

君に会いたいと思う
でも そうは言っても
君が僕にとって そんな大きな意味があるとか
そういうことじゃないんだ

だからもし 僕が君に電話しても
大騒ぎしたりしないで
僕たち2人のことを 友だちにも話さないで
僕は恋してなんかいないんだから ノーノー
なぜって・・・

(静かにして 泣いてはだめ)
(大人の男が泣いてはだめよ)
(男が泣いてはだめ)
(男が泣いてはだめ)
(男が泣いてはだめ)
(男が泣いてはだめ)
(男が泣いてはだめ)

君の写真は ずっと
壁に掛けてある
そこについている汚れたしみを 隠してくれるから

だから その写真を返して欲しいなんて言わないで
君だって それが僕にとって
大した意味なんてないことぐらい 知っているだろう
僕は恋してなんかいないんだから ノーノー
なぜって・・・

ああ 君はずっと 僕のこと待ってくれている
ああ 君はずっと 待ってくれている
ああ 君はずっと 僕のこと待ってくれている
ああ 君はずっと 待ってくれている

僕は恋してなんかいない
そのことを忘れないで
それは僕も成長過程で経験した ただの愚かな段階にすぎないさ

だから つまり その 君に電話をしているけど
誤解しないでほしい
君のものになるなんて 思わないでほしい
僕は恋してなんかいないんだから ノーノー
なぜって・・・

僕は恋してなんかいないんだから
僕は恋してなんかいないんだから


「君には結婚を前提に付き合っている人がいるのだから、僕がこうして電話を掛けてしまうのがどんなにいけないことだか分かっている。君は心のガラス玉を割らなければいけないと言うけれど、それは本当にその通りだと思う。だけど、どうしても諦められないんだ。大人の付き合いをしている人がいるって僕が知ったのは、何しろ昨日のことだから・・・。」
「じゃあ、○○くんのこと、嫌いだって言えばいいんだ。わたし○○くんのこと、大っ嫌い。」
「アハ、アハハハハハァ・・・・・・。」
「アハハハハ。」

この曲が英語で何を言っているのか分からなかったからよかったものの、こうして訳してみると、何だか昔の自分を思い出してしまって、、、イケませんね。
もちろん、この詞の内容と僕の体験とはだいぶ違いますが、でもどことなく似たものも感じてしまう訳で・・・。(苦笑)

あの頃は、僕は友達からバンドの話を持ちかけられ、その友達の家に下宿をしながらオリジナル曲を制作したりしていたのだけれど、友達と喧嘩をして家を飛び出してしまい、その日は一日中どこへ行くあてもなくぶらぶらしていて、翌日になってこれでは流石に拙いと思い、運良くアパートを借りられたので、そこで何ヶ月かバイトをしながらひとり暮らしをしていたことがありました。
楽器一式を友達の家から運び出し、友達と話し合ってバンドの話はなかったことにして、アパートでひとりで作曲活動をしていました。

この曲は、そのアパートでよく聴いていました。
他にも、The Cardigans「Carnival」、Grover Washington, Jr.「Just the two of us」、Boz Scaggs「We're all alone 」、Procol Harum「A Whiter Shade Of Pale」なんて曲もよく聴いていたと思います。
FMで流れている曲をラジカセに録音して、好きな曲は何度も繰り返し繰り返し聴いていました。

因みに、そのアパートの最寄りの駅の次の駅には、前述した彼女(電話で会話した)のアパートがありました。
それは特に意識していた訳ではないのだけれど、いつの間にか・・・。
もう20数年前も昔の話ですが・・・。


題名もアーティスト名も分からずに、あの当時は僕はただ好きだから聴いていたに過ぎなかったのですが、この曲は実はThe BeatlesのPaul McCartney「Yesterday」やJohn Lennon「Imagine」に匹敵する影響力を持つとも言われるくらい、ロック史に残る名バラードだったのだそうです。
それは言うまでもなく、これまで誰も試みた事のない方法で作られたあのコーラスです。
あの壮大なバックコーラスは、一体どのように作られたのか?
当時の日本の音楽業界でも、様々な噂と推測に満ちていたそうです。

この曲はエリック・スチュワートが中心となり、グレアム・グールドマンの協力で書き上げられて、もともとはボサノバ風の曲調だったそうです。
それをメンバーのケヴィン・ゴドレイとロル・クレームが「つまらん」と一蹴。
しかしアルバム『The Original Soundtrack』のレコーディングを続けていたところ、スタッフが「I'm Not In Love」を口ずさんでいることに気付いたそうです。
エリックは「俺はグレアムの方を見て、あの曲がウケてるぜって言ったんだ。何だかよく分からなかったけど、もう一回やってみてもいいんじゃないかと思った。そしたらさっきまでこき下ろしてたケヴィンが思いついたんだ。『もっと違うやり方はどうだろう。曲全編を声で埋め尽くしてみないか』ってね」と語っています。(wikipediaを参照)

こうして極めて優美なサウンドは、エンジニアを務めたエリック以外の10㏄のメンバー3人のユニゾンを多重録音することによって創られました。
ユニゾンが多重録音されたテープは、半音ずつずらしたコード13音が16トラック分オーバー・ダビングされ、それを3人分重ね、艶やかな624人分のコーラスを収録したテープが用意されたそうです。
まだサンプラーが導入されていない時期に、このような多重録音されたループパーツを使用した大規模なポリフォニーで、メロトロンやビロトロンなどの音声再生機器装置で得られるようなコーラスを録音していたとは驚きです。
あのBilly Joel「Just the Way You Are(素顔のままで、1977年)」も、同様の手法で制作されたそうです。

エリックはこう語っています。
「我々はまず既についているコード進行を決めるために意見交換を始めた。我々は普通というのが好きじゃなかったから、普通のポップソングやボサノバにありがちなコード進行とは一線を画すコードにしようとしていた。そしてお互いにこれはどうだ? あれはどうだ?と取り留めもなく意見をやり取りして、何とか出口を見つけたんだ。
2人のミュージシャンがこうした方法で作曲するのは非常に生産的だった。普段私は鍵盤を使って作曲するのだが、「I’m not in love」は2本のギターで作った。そして皮肉な話だが、最終的なバージョンではギターがメインの楽器として使われず、コンソールにDIボックス(コンソールと楽器を電気的・音響的に最善の方法で接続するための機器)で直接繋いだギブソン335でリズムパターンを演奏するだけになったんだ。我々は、2~3日でこの作業を終了したな」

この曲のサウンドにご興味のある方は、こちらのサイトに行ってみて下さい。↓
大変詳しく書かれています。
I’m not in loveのサウンドの秘密 Entertainment Everyday ONE

それにしてもボサノバ風「アイム・ノット・イン・ラヴ」、聴いてみたいものです。
コード進行など、所々にちょっとボサノバが垣間見れるので何となく想像ができますが、ひょっとしたらそれがこの曲を名曲にした要因だったかもしれません。
ボサノバのフワッとした感じと多重録音で創られた壮大なポリフォニーのマッチングが、まるで夢を見ているかのような美しい音像を作り出していたということです。


アルバム 「The Original Soundtrack」に収められている「I'm Not In Love」は約6分という長い曲ですが、シングル・カットされた方は4分弱という短さになっています。
この動画はそのシングルなのかな?↓
電子音はここでは適度に押さえられていて、よりアコースティック的になっています。
アルバムの方はちょっとマニアック的ということで、こちらの方は一般的にしたのかもしれません。



それにしても、これは何時のPVなのだろう?
グラサンのエリックもギター弾くグレアムも、随分と貫禄があって・・・。
時代を感じます。。。
去年の1月、そして今年の3月にも10ccは来日したりしているので、今なお根強い人気を誇っているようです。
解散をして「これでは5ccだなんて」言われながらも、地道に活動を続けていたんですね。
すごいことです。

「I'm Not In Love」が収められているアルバム「The Original Soundtrack」のCDは、こちらから購入できます。↓
https://www.amazon.co.jp/Original-Soundtrack-10cc/dp/B000006U4N/ref=sr_1_2_twi_aud_2?s=music&ie=UTF8&qid=1477975081&sr=1-2&keywords=10cc+I’m+not+in+love

MP3ダウンロードはこちらから。↓
https://www.amazon.co.jp/Original-Soundtrack-10CC/dp/B00BK5ZTDW/ref=sr_1_2?s=music&ie=UTF8&qid=1477975081&sr=1-2&keywords=10cc+I’m+not+in+love
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シングル・バージョンは、SinglesのCDの中に収められています。↓
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000062WMW?ie=UTF8&tag=haruuo2-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000062WMW
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